こんにちは、30代シングルマザーのおはなです!
おはなは旅行が大好きですが、仕事をしていると長期間のお休みはなかなかとれないですし、子どもが小さいと移動距離もそう遠くへは行けません…。
そういう方がほとんどなんじゃないかな?と思いますが「旅行に行きたいな〜」と思う時って、行けない時だったりするんですよね。
そういう時、私は「旅をした気になれる」本を読むことにしています!
今日も、そんな中でも気に入った本をご紹介できればと思います。
今回は、町田陽子さんという南フランスにお住まいのエッセストの方が書いていらっしゃる本です。タイトルは「季節で綴る南フランス213 南仏の美しい田舎町としあわせ暮らし」。
この本では、「春のはじまり」「春」「初夏」「盛夏」「初秋」「秋」「冬」の7つの季節に分けて、南仏プロヴァンス、コート・ダジュールの生活や、自然、お料理、名所などを、著者である町田さんの視点でご紹介されています。
町田さんは日本からご結婚で南仏に移住されたそうで、そうした意味で”異国から見た南仏への視点”と、”土地に根付いて暮らす生活者としての視点”をいずれもお持ちで、その2つを織り交ぜられた独自の視点がエッセイにも表れていて、文章を読むだけでもとても面白いです。
加えて、1ページにつきひとつのエピソードと、それに合うひとつのお写真が掲載されていて、とっても読みやすい点もおすすめポイントです。
南仏といえば!な、
綺麗な青空に映える鮮やかなピンクのお花たちや、
白い壁の素敵な建物たち、
カラフルで食欲をそそる野菜やお菓子たちなど、
思わず見惚れてしまう写真たちがとっても美しいです。
写真だけをパラパラと見て過ごすだけでも、小旅行気分を味わえそうです!
私は南仏どころかフランスにも行ったことがないのですが、南仏の朗らかなイメージそのものの写真、ストーリーばかり!
工芸品や民藝品が好きな私的に印象に残っているのは、
初夏の章で出てくるNo.66「夏に似合う泡ガラス」。
素敵な水色の水差しの写真には、町田さんがこのガラスを購入したきっかけとなったという、
ガラスに含まれた大小の泡の影が美しく写っています。
手仕事による美しいいびつさは、わたしのように工芸品・民藝品が好きな方にはたまらないのではないでしょうか。
町田さんは、グラスやキャンドルスタンドなどを使われているそう。
「ぽってりとした厚いグラスのなかに無数の大小の泡が封じ込められ、それはまるで海のなかの景色のよう。すべすべした口あたりがなんとも心地よく、クリスタルや繊細なアンティークグラスとは違った、素朴な職人さんの手のぬくもりを感じます。」
そういったお品として紹介されています。
私も、昔住んでいたマンションの近所に、海外から買い付けてきた雑貨を売っているお気に入りのセレクトショップがありまして、そこで分厚い泡ガラスのコップを買って愛用していました。残念ながら手放してしまいましたが、その愛用していたガラスを思い出しました。
このグラスはビオットという南仏の小さな村で作られているそうで、ガラス工房の見学などもできるそうです。今では珍しい手づくりのガラスのため、同じものはないそうなので、できあがった作品を見るのも楽しそうです。
南仏ならではの風景として印象に残っているのは、
盛夏の章で出てくるNo.87「ラベンダー色の風が吹く場所」、No.93「フレンチ・リヴィエラの華やぎ」です。
夏のプロヴァンスといえば、ラベンダーなのだそう。
テレビCMに出てきそうな、大きな緑豊かな木がどーんと立っている周りに、鮮やかな紫色のラベンダーが咲き誇っている写真とともに、エッセイが書かれています。
町田さんは「ソー村やフェラシエールからさらに標高の高い1100mくらいのところに行き、誰もいないラベンダー畑の木陰に座って、ぼーっと過ごすのが好き」なのだそう。
とっても素敵な余暇時間の過ごし方ですよね。なかなか私が住む住宅街の近くにはこういった自然豊かな場所はないので、羨ましい限りです。
海側のコート・ダジュールは地中海の気候に似合うような、
ピンクや赤色のブーゲンビリアが風物詩なのだそう。
ヨーロッパらしい重厚で歴史を感じる建物に、おおらかに咲き誇る色鮮やかなブーゲンビリアのお写真。とっても映えますね。
こういった風景に合う自然が豊かなのも南仏らしい魅力なのかなと感じます。『こうした風景の中、散歩をするだけでもとても癒されそうだなあ~…』と想像も膨らみます!
やっぱり異国といえば食べ物のも重要ですよね!
食べ物でご紹介したいのは、
初秋の章に出てくるNo.136「ブリオッシュにたっぷりクリーム」!
タイトルのとおり、お写真は画面いっぱいのクリームたっぷりのお菓子!
お写真に出てくるお菓子は、「サン・トロペの女性」という名前がついたケーキ「トロペジェンヌ」だそうです。
ふわふわのブリオッシュにたっぷりのクリームを挟んだシンプルなケーキは、
南仏ではポピュラーなもので「クリームがはみ出さんばかりにたっぷりはなさんであるのが、絶対条件」なのだそう。
かぶりついた瞬間、クリームが口のわきからはみ出てくるのを想像しただけでよだれが出そうです…!笑
冬の章で出てくるNo.200「大鍋でコトコト煮込む冬のごちそう」のポトフも印象深いです。
町田さんは日本にいた頃にはポトフは「キャベツとソーセージをごろっと入れたコンソメスープ」のイメージだったそうですが、フランスで暮らしはじめてポトフは肉料理だったと衝撃を受けたそう。
牛肉の塊肉を2〜3種類を、グローブやブーケガルニと一緒にブイヨンスープで2時間ほどゆっくりホロホロになるまで煮込むそう。そこへポロねぎ、にんじん、じゃがいもなどの野菜を投入し、さらに煮込みます。食べる時はスープはまわしかける程度で、マスタードや粗塩で食べるなんて、お肉のやわらかさと一緒に想像しただけでも美味しそう…!
旅行は自分で行きたいところを調べて観光地を巡るのも楽しいですが、
そこで暮らす方にお話を聞いて、その土地ならではの生活を疑似体験できるのも味わいの一つですよね。
この本を読むと、南フランスの素敵な暮らしを、町田さんと会話しながら聞いたような気持ちになれてます♪
私は南フランスには全く行ったことがないですが、町田さんのお家に遊びに行ったような気持ちにもなれました!
ぜひこの本を読んで南フランスを旅する、暮らしを体験する気持ちになってみてくださいね。
それでは、また!
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